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私の天秤の上、全部いっしょくた

「こたにな々 日記帳」 文から何も気付かなくていい、それだけが私の願い。

「What Is Blue?」 2006.09.16 17:26

タイムマシーン(2006年へ) 【日記】 【詩の素 #poetorium】

 

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「ピーターパン・エンドロール」(著者:日日日/新風舎文庫)

読んだ。

-すべてのウェンディは大人になる-



◆たくさん思い出す事があって、
たくさんそれを知っていたはずだったのに、

全ては、もう全部は過去の事で、
今の私の気持ちでは無い。

それを、いつかに気付いてしまっていた事を
今、もろに思い出して、哀しくなったのだ。

必死にでも続けてようと、
見ないふりをしていたのに、
思い出してしまった。

「もう哀しみなんてどこにもない」


◆知ってた。

あの頃、教室や制服や通学路にベッタリ張り付いていた、
言いようのない殺伐とした気持ちは
いつしか、すっかりとでは無いけれど、
徐々に消化され、今では
探そうとする、私の手探る手にスカッと空を掴ませる。

18歳の私には早くも例の兆しが現れており、
学生服の「少女」には、もう二度と逢わせてあげられない。


納得がいかず、
繋がった気持ちも関係も、が消えてしまう事を
怖がった私は、ブルーを探して、
ひどく支離滅裂な手紙を書いて、心当たりに
送ってしまう事になっても、
それではどうすることも出来なかったのです。


◆たくさん思い出す事があって、
たくさんそれを知っていたはずだったのに、

全ては、もう全部は過去の事で、
今の私の気持ちでは無い。

でも理由もたくさん分かって、
それは何一つ不思議では無く。

自然にもうカウントダウンは成されていて、

「どうせ知ってしまうことなのだもの。」


◆だから、もう少し余韻に浸る程度には
軽く目を閉じていても、いいよね。

 


-



目覚めた朝に古い夢の続きを見た

もう哀しみなんてどこにもない

私は何だか変な気になって

それでもまた朝は来る


古い夢の続きを見たのに
泣けなかった 私みたいに


哀しみなんて本当はもうどこにもないの

 


2006.04.14/2006.09.16