私の天秤の上、全部いっしょくた

「こたにな々 日記帳」 文から何も気付かなくていい、それだけが私の願い。

「恋とマシンガンの夜」 2006.12.31 23:59

 

 


キンモクセイ@心斎橋クラブクアトロ
S▲ILS@梅田ムジカジャポニカ

 

◆28日 
同じ日、同じ時間。

迷ってももうチケットは友達の所に届いてる。

大袈裟かな。
でも、まさかこんな選択を迫られるなんて!

ギリギリまで迷ってみるけど。


キンモクセイ、青春時代を支え、
私をポップスへ導いてくれた、
とても思い入れのあるバンド、

の、今日は五周年記念ツアーです。


ひとつ何かに紐をして、


◆心斎橋へ。
本編の前に、14時からサウンドチェックツアー。

遅刻魔の私も、今回ばかりはチケットを自分で持っていないのと
迷惑がかかるのとで、お尻を叩いてなんとか到着。

お友達と二年ぶりの再会。
挨拶は後回し。


◆「サウンドチェックツアー」
名前通り。ライウ゛に向けて楽器の音がちゃんと出るか
メンバーがサウンドチェックしている、
その作業を私達がジッと見守る。
という、なんとも可笑しな、
それでいて普段見ることの出来ない貴重ツアー。

って言っても、
本当に音の調整の為に、楽器ごと順番に淡々と音を出していく、
それはそれはテンションの低いものなのだけど、
そこはキンモクなので、見守る私達は無意味に手拍子を付けたりして、
いや、変な時間だった。笑


でもいつもなら一つの音楽になった楽器の音しか聴けないので、
演奏を魅力に思うキンモク、
特にハリのドラムと白井さんのベース演奏に思い入れを持っている私は、
言葉悪いけど、他の音の邪魔なく、単体で聴けるこの機会はとても嬉しくて。

本当に何もないから。音も、熱も。
一直線にたどり着く、素の音。


息止めて見ちゃった―。

これだけでもう帰ってもいいなって思った。

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◆開場まで、ひとまずスタバでお茶を。
でもやっぱりフォーク片手に上の空。
困った。


ライヴを見るのは久しぶり。2年ぶりかな。
今ではすっかり離れてしまった私だけど、
キンモクセイは私のホームです。
いつでもスッと入れるこの空気、やっぱり安心。

私、帰ってきた。

でも。

 


今、私はとても行きたい所があるのです、お母さん。
勘当されてもかまいません。
私もう、家を出るわ。

という気持ちがピッタリすぎて、
「家出少女」っていうタイトルまで浮かんで、
【心此処に在らずとは】
まさにこういう事なんだ!と思った。

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◆序盤で「波」や「僕の行方」などの昔の曲が聞けたので、
もう充分だと思い、お友達には悪いけど、
帰るって言おう。

とした瞬間にイトシュンが、
「五周年で、今日は僕らにとって想いの強すぎる曲ばかりを
演っているので…
皆さん大変だと思うけど、最後まで聴いてください」と
すごい真剣な思いで言うので、

 


だめだぁ。と思った。

これは私は今日彼らをしっかり見届けなくちゃいけない。
青春時代を支えてもらったのだから。

それに彼らがこんな気持ちで演奏しているのに、
私とても失礼すぎる。

 


諦めよう。
今日は彼らを見る。

 

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◆って決めてからは早かった。
まだ一度も成功した事ないっていう、
20何曲を神業的な繋げでみせていくスペシャルメドレー。

「逃げろ」「夢を見させて」「密室」「追い風」
「手の鳴る方へ」とか昔の曲が入ってたのが嬉しかったな。
欲を言うならまるまる聴きたかった。

アンコール二回。

 


その間にMCでメンバー一人ずつ、コメント。


大人の人が涙目になっていく、
それってどういう事なのか、私にだってなんとなく分かる。

言い終わった後、ハリと白井さんが目を合わせて
笑いあったのを見た。
綺麗だなって思った。

はじめて見た時よりも彼らは歳をとったし、
中学生だった私は大学生になった。
いっぱい色々あった。
イトシュンの書く歌が変化していくのも見た。
五周年。
どうもありがとう。

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この気持ちを抱いて、大人しく帰ろうと思ったのに。

あーあ。
もう、見なきゃよかった。
中村さんの日記。

最後のニ行。

もうS▲ILS確実に終わってるだろうけど、
もう駄目だ、行こう。と思って、
梅田で降りて、ムジカジャポニカへ。

こんな時に発揮される私の力はなんだろう。
走った。

ちょっと迷って、でもいつもに比べたら全然すぐ着いて。

 


◆22時前。
ゲントウキさんのMC中だった。

店の方が「ごめんねぇ、まだ終わんないのよ。長引いちゃって」
って言うのを聞いて、良かったって思った。

「ライウ゛見に来ました」と告げて、ホッと一息。


ゲントウキは正直ちゃんと聴いた事がなかった。
ゆいつ、聴いた事あるのもスピッツの曲。トリビュートの。
だから全部知らない曲。

でも、そんな事関係なく、すばらしいのが私にも分かった。

溶けて入ってくる、心に届く音楽。


今日のイベント、きっと、皆のそれぞれ持ってる思いの丈は深いはず、
だから分かったような事は言えないんだけど、

だけど、とても。


私が見たのは30分。
S▲ILSも見逃してしまった。

だけど決して、マイナスのかけらも出ない、
心あたたかすぎる冬の夜。


よかった。


そうだ。
出演者みんなで「恋とマシンガン」演ったんだよ。

ふふふ。
感想はこの三文字に託します。
うん、だってモロモロでそういう事。

ハッ!ってした、
今日に限ってかぶっちゃってた自分のベレー帽に。

 


◆あと、あれは三年前?
キンモクのイベントで一度だけお会いしたお姉さんに、
今日この会場でまた会えた。
嬉しくって。


たくさん嬉しくって、
濃い、不思議な一日。

 


皆さん、どうもありがとう。