私の天秤の上、全部いっしょくた

「こたにな々 日記帳」 文から何も気付かなくていい、それだけが私の願い。

「ステラ」 2007.03.04 05:24

 



ギヤアアアーッて叫び出したかった。
泣きたかった。
ずっと悲鳴が、私の中で

だから、ずっと息を吸ってばかりいた。
なくなってないけど、吸わなきゃ。
立ってられん。


振り乱した髪と、
引っ掻き回した振り下ろされるギターと、
金切り声みたいな叫び声と、


彼はあんなに細い

ぶっ壊れる

全部
大洪水 大音響が
刺しにくる
向かってくる
喰われる 叩きのめされる

叫んでいるのはまぎれもなく私―

じゃなくて

叫んでる、めちゃくちゃになってくステージの田村昭太を
自分を重ねずに彼の事として見る。


もう。切り裂いてほしい。

ベンジー、あたしをグレッチでぶって
って誰かの歌詞があったけど。
わかるよ。


もう殺してくれ。

や、
私の目の前でもっとめっちゃくちゃにぶっ壊れて欲しい。

頭振り乱した時に
覆われた前髪の隙間から見えた目は
白目を剥いていた。


音が、音楽が半端じゃなかった、
「ヤバイ」それにつきる。
それはとても美しかった。

途中、泣いてるんじゃないかって思ったのが二度あった。

そうじゃなくても、歌い終わった後、
泣き腫らした後のように、ひくひく呼吸していて。



あんなに凄いのぶつけた後に
MCでは、まるでいじめられっ子みたいに話す。

小さい声で、声震えながら。

 


そんな時、
私がもし私っていう物体じゃなくて、
形ないただの温度とか愛情とかだったら、
迷わず、私はあなたを
ギューってしてあげたいよ。
って思う。

でもそんなのはとても勝手な事
なので、
私はライヴを見届ける。

剥き出し、彼は剥き出し。
だから美しい。

 


うねる大音響の中での轟音、
blgtzの世界は彼らが演奏している間はずっと続くので、

私はとても可笑しくなってきて。
嬉しくなってきて。
笑顔、微笑みがとまらなかった。


とてもとても楽しかった。

終わってもアンコールがやまなくて、
っていうか「もっと死ね」コールが飛び交う。

blgtzは何度でも死ぬ。
それくらいの音楽を見せてくれる。

そういえばさっき、客が
「死ねー」って言った時、
田村さんは「ありがとう」って返した。

素敵だ。


アンコール、「stella」だった。

「おフロに住みたい、白くて狭い。
外は僕から離れていく」

ついに彼の口から聞き取ってしまった。

とても好きなフレーズ。

 

-

終わってから、すぐ帰ろうと思ったけど
(終電なくなっちゃうから)
どうしても伝えたくなって。

いつも私、誰に対しても、大事なこと、
あんまり、ちゃんと言えなくて、
だから

でも、わかんないけど、
今日はちゃんと言えた気がする。
でももっと伝えなくちゃいけない事もあった気がする。
でも。

前髪で目全部覆っちゃってるから、
目合わせられてるのかちゃんと分かんなかったんだけど、
ちゃんと伝えたかったから、
前髪の隙間を探って目ずっと見てて、

伝わったろうか。

踏みにじらないような言葉選び、出来たろうか。


近付けないオーラがあるから、
私喋れないんじゃないかって思ってたけど、
もしくは、こう。私が一方的に
喋るんじゃないかって、思ってたけど。

すごいちゃんと喋ってくれた。
全部にまじめに答えてくれて。
私なんかにそんなに馬鹿正直に答えなくていいのにってくらい、
田村さんのペースで考えて、答え出してくれてた。
と思う。


とても小さい声だったから、
私聞きとれなくって、
聞き返しちゃったんだけど、
言葉詰まってたみたいで、
「ああー、うまく言えないけど」って顔を手で覆った。

真摯、もしくは不器用な人だな。って思って
ちょっと嬉しくなった。

何言おうとしてたんだろ。
続き聞きたかったな。
言葉うまく繋がってなくてもいいよ、って言ってあげればよかった。


-

私、ほんといっつもちゃんと伝えられなくて。

帰り、帰るとき、
いっつも、


なんだけど、

今日は、わかんないけど、ちゃんと言えたと思うから。

だから、今日は安心して寝ます。



きれいな音楽だったな。

 

-


2007.03.03 (土)「Find a job Tour」
blgtz 他
at 天王寺fireloop



とても理性のない日記だけど、
今日はもういい。

私の初blgtz