読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

私の天秤の上、全部いっしょくた

「こたにな々 日記帳」 文から何も気付かなくていい、それだけが私の願い。

「東京の夜の現在地」 2012.04.06

タイムマシーン(2012年へ) 【日記】 【ライヴ行った感想】

 

f:id:poetorium:20160527171027j:plain

http://hihumiyo.net/tokyo.html

 

◆4/5

-上京、再び。

 

あー!

一応「LIFE」聴いてるけど、今全然そんな気持ちで無い。

「春にして君を想う」って、んー、かぶって来たベレー帽すら重いような

早く帰りたい気持ちになったら...(どうしようー!)って変な不安を

「東京」の駅ホームで抱きながら。

 

ガーリー女子先輩に西荻窪の紙雑貨屋さんに連れて行ってもらって

文化系女子観光を堪能してから。

 

というか開演まであと15分。

まさかの前から5、6列目でむっちゃ近い!

ベレー帽の人は意外と居ず(ベレー帽はフリッパーズだった)、

でも皆のさすがのボーダー率に驚愕しながら

「私、死ぬーかも!」っていうドキドキの境地に。

 

小沢健二東京オペラシティコンサートホール

「東京の街が奏でる」

 

会場が暗転して、私はハッとなって。

一筋ぼんやりしたスポットライトの中、

人の手で舞台上にあるオルゴールのレバーが回された。

何度も何度も聴いた「LIFE」のラスト曲

「いちょう並木のセレナーデ(reprise)」が聴き慣れた同じ高さの音でゆっくり鳴った。

 

終わりを知らせ続けていたあの音で、

(あぁ、ここからまた動き出すんだ)と思って。

(帰ってくるんだ。)と思って。

実はこの瞬間が私の今日の分かりやすい最高潮だったかもしれなかった。

 

気付くと、スカパラダイスオーケストラの沖さんが居て。

オープニングの朗読を読み。

次のスポットが当たった時、気付くと「小沢健二」が舞台に居た。

コンタクト新しいのを開けて十分磨いて来たはずなのに、

姿形がよく見えているはずなのに、なんだか私の認識が追いつかなかった。

 

朗読を小沢が読み始めると、

4年前の環境シンポジウムを見た時のトラウマをぼんやり思い出した。

なかなかあの体験は私の中で強烈だったっぽい)

知ってる名曲がどんどん演奏される中、

私はわりと難しい顔でまばたきもしないで棒立ちのまま

目の前の変わらず細い線で肩幅がハンガーみたいな彼を

一生懸命、ただ見た。

 

小沢健二のルールと合図の元で皆は立ったり座ったりを上手にして、

朗読と演奏を切り替えた。

「ドアをノックするのは誰だ」が奏でられた時、

ボーダーの服を着た皆が構わずドアノックダンスみたいなのを

超楽しそうにやっていた。

勝手と度胸が足りない私は(それは今当っているのか)という気持ちで

諦め悪くまだ立ちつくしてた。

 

小沢健二の作った時間が流れる。 

 

終盤で、観客席の照明が上がり明るくなった。

思いっきり周りを見渡すと

皆の満面の表情と大勢の一人一人の足を運んだ人の姿が

はっきり見え、

急にこのコンサートの意味と小沢健二の存在が認識出来て、我に返った。

 

ホールの後ろまで反響して跳ね返ってる。

知らない間にすごく力強い太い安定した声になった小沢健二にびっくりして、

姿は変わっていなかったけど、ちゃんと顔には年相応の皺を刻んでた。

 

最後に 「いちょう並木のセレナーデ(reprise)」が再びオルゴールでゆっくりと

回った後、これこそスタンディングオベーションだ!っていう

熱い拍手の長い長いスタンディングオベーションで立派に幕が閉じた。

 

この公演が間違いなく素晴らしいのは分かってる。

あらためて、

思い入れが強すぎて(もしくは全然なくて)

色々考えすぎてしまって(今この時期だから、彼はああ言葉を使うのか、とか)

もう彼はむっちゃくちゃ天才で、

むっちゃ熱い気持ちを皆が彼に捧げるのを肌で感じ、

歌も超良かったけど、私はまだ追っ付かないでいた。

 

終演後ロビーで、ガーリー女子先輩と再会して

女子先輩がちょっと泣いてて「良かった!良かった!」って言ってたのを見て、

胸があったかくなって、そこで

初めて今夜が良かったと思った。

 

分かりやすい感情を私は欲しかったのかもしれない。

ちょっと難しく考えすぎた。

 

「東京の街が奏でる」。

 

-

◆明けて4/6

堂島孝平赤坂BLITZ 

2012ツアー「HARD CORE POP!」-オレのすべてNOW-

 

少しライヴから離れていたので、実に4年ぶりの堂島さん。

「絶対見て欲しい!」って感謝すべき友達に誘ってもらえて来れた。

楽しかった。

 

今日はもう1秒要らずで踊らせてくれるのを知ってた通り、

靴も要らずで、裸足の飲みかけのアルコールの上で、

私は楽しくって楽しくって、ずっとぴょんぴょん跳ねていた。

 

あの男の人(堂島さん!)はいつも真新しくて。

 

15才の時に「25才」を聴いてて(大人やっぱりこんだけ苦しいんだろうな)

って思ってた私に今その時が来た!

何も考えさせないで欲しいままに、いつも直結で踊らせてくれる。

それが嬉しくって悲しくって清々しい。踊る。

何十年経っても、私のポップスターだった。

 

 

「東京」の夜、色んな音楽があった。

どれも正しい。

 

あと、この空白の私の4年間

私やっぱり壊れてたんだと思った!

(療養期間とかリハビリいろいろあったけども、)

そんで今、一人になってなんか色々戻ってきたので

なんかもっと、

なんかもっと!